遺贈による所有権移転登記と遺贈者の住所変更
遺贈により所有権の移転登記を申請する場合に、遺贈者の登記簿上住所と死亡時の住所が異なっているときは、遺贈者につき住所変更の登記をしなければなりません。
この場合、遺贈者は死亡しているため、受贈者が遺贈者を代位して登記名義人表示変更登記を申請します。
申請書書式は次のとおり。
登記の目的 所有権登記名義人住所変更
登記の原因 平成 年 月 日 住所移転
変更後の住所 東京都渋谷区〇〇〇
＊被代位者（遺贈者）の住所を記載します。
申 請 人 遺贈者の住所氏名
代 位 者 受贈者の住所氏名
代 位 原 因 平成 年 月 日 遺贈による所有権移転登記請求権
添付書類
１ 登記原因証明情報 住民除票など
２ 代位原因証証明情報 遺贈者の戸籍謄本、遺言書など
登録免許税 金１０００円 （※物件一につき金１０００円）
Ｑ 登記の問題として、遺贈による所有権移転登記は共同申請によるため、登記義務者が存在することになります。
そうであれば、住所変更登記は、債権者代位によって受贈者側がするのではなく、遺贈者側すなわち相続人または遺言執行者が申請しなければならないのではないか？
Ａ 遺贈による所有権移転登記の前提としてする不動産表示変更登記の申請人は遺言執行者または遺贈者の相続人（全員又は一人）のいずれでもよく、また、受遺者も債権者代位により申請することができる。(登記研究１４５号)
今日のじじ
がお～～～
昨日、調子にのってちょっと、二日酔いです。
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