消滅時効に関する法律相談。
消滅時効は、種類によって時効の期間が分かれています。
今日は、一般的な消滅時効を紹介します。
6ヶ月
①手形の裏書人から他の裏書人に対する償還請求権消滅
②小切手所持者から振出人や裏書人、その他小切手上の債務者に対する請求権消滅
1年
①料理屋の飲食代やホテルの宿泊代金消滅
②大工・左官などの手間賃消滅
③旅客・貨物などの運賃消滅
④約束手形の所持人から裏書人に対する請求権消滅
2年
①製造加工業者・卸売・小売商人などの売却代金消滅
②洋服屋・靴屋などの仕事についての手間賃消滅
③生花・ピアノ・ソロバンなどの月謝・謝礼金消滅
④弁護士・弁護士法人の報酬・公証人の手数料消滅
3年
①医師・薬剤師などの費用・手数料消滅
②建築工事などの請負人の工事に関する債権消滅
③交通事故・暴行事件など不法行為による損害賠償請求権消滅
④不法行為による慰謝料請求権消滅
⑤約束手形の振出人に対する所持人や裏書人の支払請求権消滅
5年
①会社の取引により発生する商事債権消滅の一般原則
②地代・家賃といった賃借料・利息などが消滅
③国税の徴収権、その他国からの請求債権消滅
④労働者の退職手当請求権消滅
⑤銀行からの証書貸付・サラ金の貸付金の返還請求権消滅
*金融機関は原則5年の消滅時効にかかりますが、信用金庫の貸付けの場合、原則10年になります。
10年
①個人間の金銭貸借など、民事債権消滅の一般原則
②住宅品質確保法による新築住宅売買の売主・請負人の責任消滅
③確定判決・裁判上の和解・調停に基づく請求権消滅
④所有権の取得(善意・無過失の占有の場合)
20年
①所有権の取得(善意・無過失の占有でない場合)
②抵当権などの物件の消滅時効
③特許権の存続期間(出願の日より)
今日のじじ
袋を一生懸命、かじる じじ
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