身元保証契約とは身元保証法の「身元保証ニ関スル法律第1条」のもと、雇用主である会社が雇用される労働者の身元保証人との間で締結する契約です。労働者が会社の損害となる行為を起こしたときに、労働者に代わって身元保証人がその損害を賠償することを約束します。
そもそも、身元保証人とは「労働者が会社に損害を与えるような人物ではない」ことを保証してくれる人です。身元保証人となる人は労働者の身元の保証さえできる人であれば特に決まりはありませんが、労働者の親や兄弟姉妹など関係の近い親族が依頼されることが一般的です。雇用する労働者との間で雇用後のルールについて、採用時にきちんと確認しておくことは雇用主にとって重要な手続きです。さらに、守るべきルールを口約束だけではなく身元保証書という書類で交わしておくことにより、会社は労働者との間で起こり得るトラブルを事前に防げるようになります。
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