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虫の知らせ。 [業務日誌]






こんにちは、ちょこじぃです。

昨日の早朝、私が後見人をしている人がお亡くなりになりました。

45歳、独身、身寄りなし。

Kくんとは約10年近くのお付き合いでしたが、いろいろ伝説を作ってくれた人でしたね。

Kくんは交通事故にあい脳挫傷で一生、植物人間として一生を終える予定でしたが・・・

なんと2か月後に復活。

その間に私が後見人になったわけですが・・・

もともと、精神疾患を患っていたこともあり、そのまま私が後見人を続けることに・・・

一時期、一人暮らしをしていたころ、Kくんが魚や肉の塊を食べようとした際、皆さんなら普通じっくり焼いてから食べますよね。

Kくんも焼く努力はするんですが、待ちきれなかったのか、焼き時間5秒で肉や魚を食す。

当然、口の周りは血だらけ。

それをヘルパーさんが目撃して通報されたりして・・・

あと、自分の判断で、施設から精神病院に勝手に入院したり・・・

それで何度も私が病院まで出動することになったり。

今思えば、懐かしい出来事ですね。

あと、Kくんの自宅は床からタケノコが生えてたり、物がよく移動してたりしてましたね。

物が移動しているのは誰かが黙って住み着いていたと思いますが・・・



そんなKくんは、霊感が強かったのか、たまに鳥肌がゾッとすることをよく話してましたね。

なんか見えてるみたいで、言い方悪いけど異質な感じのする人でした。

亡くなる前日、突然自宅の整理をしたいと言って施設の人と一緒に自宅に一時帰宅。

施設の方の話では、整理をほどほどに終わらせた後、自分の部屋でぼーとしていたらしいです。

施設の方が帰ろうと促したところ、Kくんが突然施設の方に「両親が迎えに来ました。ほらここにいます。私の服を引っ張るんですよ。困りましたね。」と笑顔で答えたそうです。

施設の方は笑いながら、「両親さんも寂しいと思うけど、そっちに行くのはまだ早いよ」と答えたら・・・

Kくんは「でも、こっちにおいでって言うんですよ」と困ってたそうです。

そしてその夜、倒れてそのまま帰らぬ人に・・・

その話を聞いて、なんとなく納得したと言うか虫の知らせって本当にあるんだなと思いました。

約10年間、いろいろ困らせられたり、喧嘩もしましたがいなくなると寂しいですね。

ご冥福をお祈りします。

バイバイ、kくん。








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