官報とは、国が発行している広報誌のことを言います。
官報は、法律・政令・条約などを公布する媒体として、重要な役割をもっています。
官報には紙媒体とインターネット検索があり、紙媒体は購読料がかかりますが、インターネットでの閲覧は無料です。インターネットでの閲覧の場合、内容は紙媒体と同じですが、掲載期間は掲載日から30日間。30日を過ぎれば無料会員からは見る事が出来ませんが、有料会員になると、過去記事も検索する事ができてしまいます。
官報に掲載される公告にはいろいろありますが、破産や会社更生関係なども含まれ、多くの自己破産者の名前が一律で掲載されるものとなっています。
官報に記載される一番のデメリットは、「自己破産した事実が公開される」ということですが、インターネットで無料検索もできるとはいえ、個人で頻繁に官報をチェックしているという人はあまりいません。一般の人であれば、官報に自己破産者の名簿が載ることも知らないことが多く、他人に自己破産を知られる確率は低いでしょう。
ただ、闇金業者などはこの名簿をチェックしています。
ここに記載された住所や氏名などの情報をもとに、融資に関するダイレクトメールなどを送り付けてきます。悪徳業者も多いので、情報をうのみにすることのないよう、その点は注意しましょう。
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